首の角度には気をつけましょう!
2021年12月8日
京都市 中京区四条大宮の藤枝整骨院です。
今日は首の角度とその角度によって首にかかる負担について書いていきます。
骨盤の歪みの種類についてはこちらをご覧ください❗️
〜首の角度の変化とそれによる負荷について〜
長時間パソコンやスマホを使用し続けていると首が前に出てしまった状態になってしまうのですが、首や肩の痛みが出てしまう事も少なくありません。
首や肩周りの筋肉は頭部の重さを支えているので負担がかかりやすい部分でもあるのですが、パソコンやスマホを使用している時のような頭部の前傾状態は首や肩周りの筋肉への負担の増大になり、長時間負担がかかり続けることによって痛みが出てくる事があります。
今回は首の角度とそれによってかかる負荷についての画像を載せるので参考程度にご覧ください。
頭部を真っ直ぐにしている状態
上の図の状態は首を真っ直ぐにしている状態です。
この時の頭部の前傾角度は0℃で首や肩周りの筋肉にかかる負荷は4.5〜5.5㎏とされています。
頭部が15°前に傾いた状態
上の図の状態は0℃の位置から頭部を少し前傾状態にした図で、頭部の前傾角度は15°、それによってかかる負荷は12㎏となります。
頭部が15°前に傾いただけで首や肩には2倍以上の負荷がかかってしまうんですね💦
では前傾の角度が増えるとどうなるのでしょう?
頭部が30°前に傾いた状態
※前傾角度が30°で首や肩に18㎏の負荷がかかります。
頭部が45°前に傾いた状態
※前傾角度が45°で首や肩に22㎏の負荷がかかります。
頭部が60°前に傾いた状態
※前傾角度が60°で首や肩に27㎏の負荷がかかります。
(ちなみに一般的に正常な首の前傾角度は概ね60°までとされています。)
これらの図を見てみるとそれぞれ頭部の前傾角度が増えるとともに首や肩へかかる負担が大きくなっているのがわかりますよね?
頭部の前傾状態の角度の増加に伴ってこれだけの負荷がかかってしまうのですが、パソコンやスマホを使用しているとキーボードやスマホを触るの際の腕の重みも首や肩周りの筋肉への負荷となってしまい痛みが出やすい要因となってしまいます。
長時間パソコンやスマホを使用せざるを得ない時は1〜2時間ごとに5〜10分程度、肩や首の運動やストレッチを行なうようにしておく、休憩時間や入浴時に首や肩をしっかりと温める、首の前傾角度が強くならないようにモニター(スマホ)をみる目線の高さを調整すると良いでしょう。
スマホ首になってしまわないために行っておきたいこと
1〜2時間に一回、5〜10分程度首や肩の運動やストレッチを行う
首の前傾角度が強くならないように目線の高さを調整する
休憩時間や入浴時に首をしっかりと温める
長時間でなくてもパソコンやスマホの使用はなかなか避けられないので、ツラい不調などが出にくいように首の角度を意識してキチンとケアをしてくださいね♪