テニス肘について
2024年04月25日
京都市 中京区 四条大宮 藤枝整骨院です。
今日はテニス肘、外側上顆炎について書いていこうと思います。
成長期の膝の痛みの一つでもあるオスクッド病については過去のお話をご覧下さい!
〜テニス肘について〜
テニス肘という名前がついているだけあってテニスをされる方が受傷されることが多いのですが、実はテニスをされていない方でもテニス肘になってしまうことがあります。
テニス肘は、外側上顆炎と呼ばれる症状なのですが主にテニスのバックハンドによる動作が原因で肘のあたりが痛くなる事が多いそうです。
炎症が軽いうちは軽いストレッチやアイシングで症状が改善することが多いのですが、長期化してしまうとあまりストレスがかからない動きでも痛みが出てしまい
上腕骨の外側炎は親指を外側に曲げる筋肉(前腕の伸筋群)が原因で発生してしまう事が多いので拮抗筋である前腕の屈筋群のストレッチが有効的です。
では前腕の伸筋群を見てみてましょう。
長橈側手根伸筋
上の図の青い部分は長橈側手根伸筋と呼ばれる筋肉です。
上腕骨外側上顆から第二中手骨にかけてつながっている筋肉で運動としては手首を橈背屈( 反らすような )させる作用があります。
短橈側手根伸筋
上の図の青い部分は短橈側手根伸筋と呼ばれる筋肉です。
上腕骨外側上顆からにかけてつながっている筋肉で、運動としては第三中手骨の伸展および手首を橈背屈させる作用があります。
※この筋肉の運動はテニス肘の検査に使うことが非常に多いです。
( 中指伸展テスト、Thomsenテスト など)
指伸筋(総指伸筋)
上の図の青い部分は指伸筋を呼ばれる筋肉です。
こ
上腕骨外側上顆から第二〜第五中手骨にかけてつく筋肉で、運動としては主に主に手首の背屈、第二〜第五関節の指の伸展を行ないます。
回外筋
上の図の青い部分は回外筋と呼ばれる筋肉で上腕骨外側上顆から橈骨にかけてつく筋肉で、運動としては前腕を回外させる作用があります。
※前腕の回外・・・手首を外側に捻るような動作
これらの筋肉がテニスのバックハンドのような動きをする時に連動するのですが、それぞれの筋肉の腱が上腕骨の外側上顆と呼ばれる部分に付くため負担がかかってしまいテニス肘と呼ばれる状態になってしまうんですね。
もし、テニス肘になってしまった時は無理せず安静もしくはサポーターを使用するようにしておいてくださいね!